平成22年度のM0向けシラバスを多少改変(特に教科書の部分が新しくなっています。)し、参考の為に掲載しておきます。

1) 授業科目名:


解剖学(組織学・骨学)

2)対象学生:


M0年

3) 担当責任教員名:


岡部 繁男

4) 授業の目標・レベル:


組織学および細胞生物学の基本的な知識を身に付け、実習を通して各組織の構造を直接観察する。骨学では骨の構造を理解する。

5) 授業の概要、形式、成績の評価法、教員からのメッセージ等:


概要と形式: 10〜11月にかけて細胞生物学講義、組織学講義・実習、および12〜1月にかけて骨学実習を行う。毎回の実習では教員2人が指導にあたる。
成績の評価:

細胞生物学・組織学
評価は組織実習でのスケッチおよび筆記試験による。追試も行うが、追追試は行わない。
骨学
評価はM1で履修するマクロ解剖の筆記試験で行う。骨学実習でのスケッチも評価に加える。
教員からのメッセージ:
細胞生物学・組織学:細胞生物学の講義と組織学の実習講義が中心となる。細胞生物学 の講義では諸君等にBasic Scienceの世界の素晴らしさを知ってもらいたい。また組織実習で得た知識と経験は将来臨床に進む人達にとってもその後学ぶ病理や臨床医学の理解の基礎となるものなので真面目に参加してほしい。
骨学:骨の観察・スケッチからなる。骨学はM1から始まるマクロ解剖の基礎となるものである。

6) 教科書、参考書:


簡単なものでよいから解剖学の教科書を通読し実習で得た知識を整理するとよい。 特に 「
カラー人体解剖学(西村書店)」はアトラス等を参照せずにこれ一冊で組織学、骨学、 マクロ解剖学、脳解剖学の全体像と発生学の概要が把握できるため、ぜひ通読を勧める。

細胞生物学

以上は細胞生物学の教科書。かなり最近までの知見が網羅されている。

組織学

  • 標準組織学(総論各論)(医学書院, 藤田 尚男 & 藤田 恒夫, ISBN-13: 978-4260100731 & ISBN-13: 978-4260100533)
  • Histology: A Text and Atlas 6th edition (Lippincott Williams & Wilkins, Michael H. Ross & Wojciech Pawlina, ISBN-13: 978-1451101508 )
  • 上記の邦訳: Ross組織学 第5版 (南江堂, 内山 安男 & 相磯 貞和 (訳), ISBN-13: 978-4524243679 )
  • 組織学(Bloomら、山田英智等訳) 廣川書店 (絶版)
これら教科書を通読し実習で得た知識を整理するとよい。

以上は組織学アトラス。実習で見た構造の確認や知識の整理に利用するとよい。

骨学

  • 骨学実習の手引き(南山堂, 寺田 春水 & 藤田 恒夫, ISBN-13: 978-4525103248) 実習はこの本に沿って行うのが望ましい。
  • Sobotta図説人体解剖学 1, 2巻(医学書院, 岡本道雄 訳, ISBN-13: 978-4260100748 & ISBN-13: 978-4260100755)
  • 以上は高価ではあるが大変美しいアトラス。 Sobottaは系統解剖。
  • 解剖学アトラス(文光堂, Kahle 他著, 越智淳三 訳, ISBN-13: 978-4830600159)
  • ネッター解剖学アトラス (南江堂, Frank H. Netter 著, 相磯 貞和 訳, ISBN-13: 978-4524250325)
  • Sobotta, Pernkopfに比べシェーマ的ではあるが廉価なアトラス。解説も詳しいのでこの一冊で教科書も兼ねられる。