A01班
クロススケール細胞計測を可能にする最先端技術開発
A01班では、細胞内微細構造・生体高分子複合体の構造・動態をクロススケールで観測するための最先端技術を開発します。計画班には、クライオ電子顕微鏡、超解像イメージング、In-cell NMR、In-cell AFM、大規模計算科学の技術が含まれます。さらに技術を拡張するため、例えば、定量的プロテオーム解析、複数の細胞内可視化技術をシームレスで行うための分子標識技術、目的の細胞内区画に生体高分子を自在に送達する技術、X線など他の光源を利用した細胞内構造動態解析技術、電顕画像等のビッグデータを解析するための計算科学技術などの開発に取り組みます。
クロススケール In-cell cryo-ET 技術の開発と上皮組織への応用
吉川 雅英（研究代表者）
東京大学 大学院医学系研究科 生体構造学分野 教授
東京大学 構造生命科学研究機構 機構長
東京大学 構造生命科学研究機構 機構長
クロススケール細胞内分子構造動態の実験データ融合モデリング
杉田 有治（研究代表者）
国立研究開発法人 理化学研究所 開拓研究本部 主任研究員
笠原 健人（研究分担者）
大阪大学 大学院基礎工学研究科 物質創成専攻 化学工学領域 助教
細胞内分子構造動態を解明するためのクロススケール In-cell NMR 解析
西田 紀貴（研究代表者）
千葉大学 大学院薬学研究院 薬品物理化学研究室 教授
細胞内分子構造動態を解明するためのクロススケール In-cell AFM 技術の開発
福間 剛士（研究代表者）
金沢大学 ナノ生命科学研究所 所長・教授
宮田 一輝（研究分担者）
金沢大学 ナノ生命科学研究所 助教
宮澤 佳甫（研究分担者）
金沢大学 理工研究域フロンティア工学系 助教
細胞内分子の構造・動態・機能相関を調べるためのクロススケール可視化制御技術の開発
水上 進（研究代表者）
東北大学 多元物質科学研究所 教授
藤原 敬宏（研究分担者）
京都大学 高等研究院 iCeMS 解析センター 特定准教授
A02班
クロススケール細胞計測による新生物学展開
A02班では、A01班の計測技術を利用して、生物・医学的重要課題を解明することを目指します。計画班には、「疾患のもととなるタンパク質の構造異常・品質管理」「細胞や発生の向きを決めるプロセス」「膜の形・トポロジーを制御する過程」の研究課題が含まれます。さらに対象とする細胞生命現象の枠を拡げ、例えば、細胞分化・リプログラミング、細胞間コミュニケーション（シナプス形成を含む）、細胞内液−液相分離など、未だメカニズムが十分に解明されていない重要な細胞現象の解明を目指します。これにより、細胞内分子構造動態解析から疾患発症メカニズムの解明につながることを期待しています。
クロススケール細胞内分子構造動態解析が解明する小胞体恒常性維持機構
稲葉 謙次（研究代表者）
東北大学 多元物質科学研究所 教授
渡部 聡（研究分担者）
東北大学 多元物質科学研究所 助教
クロススケール細胞内分子構造動態解析が解明する細胞骨格ネットワーク構築とその破綻
仁田 亮（研究代表者）
神戸大学 大学院医学研究科 生体構造解剖学分野 教授
中田 隆夫（研究分担者）
東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 教授
佐藤 繭子（研究分担者）
国立研究開発法人 理化学研究所 環境資源科学研究センター 技師
クロススケール細胞内分子構造動態解析が解明する体軸形成と恒常性維持
倉永 英里奈（研究代表者）
東北大学 大学院生命科学研究科 組織形成分野 教授
クロススケール細胞内分子構造動態解析が解明するタンパク質凝集化による神経変性機構
田中 元雅（研究代表者）
国立研究開発法人 理化学研究所 脳神経科学研究センター チームリーダー
クロススケール細胞内分子構造動態解析が解明する選択的オートファジー始動メカニズム
山本 林（研究代表者）
日本医科大学 先端医学研究所 大学院教授